造形心理士/陶作家

水野育美    略歴

 

 

1996 静岡県立清水南高校芸術科卒

2000 筑波大学彫塑展(新宿パークタワー)

2000 筑波大学芸術専門学群美術科彫塑専攻卒
2000 県内高校美術科講師
2000 2001 静岡県芸術祭入選(立体の部)
2001 日本平美術館作品展示
2006 2008 陶楽房にて展示販売
2010 なかねおちこちの会(三郷文化会館)

2013~くらしを彩る糸遊展・楓里展

2015~2017  2019 ギャラリーテルサ 個展

2018~2020 通信制高校サポート校に教員として勤務

2019 家族支援カウンセラー取得

2021  武蔵野大学通信教育学部 心理学専攻 臨床発達心理コース卒業

2021 認定心理士取得

 

お問い合わせ先 水野育美 ikumi40goo@mail.goo.ne.jp

 

造形心理士・・・芸術と心理学を勉強し、不登校の生徒のサポートや、発達障害の児童のサポートの経験が有る陶作家が、粘土を中心とした造形活動で、心も体も元気にしていく支援をします。

粘土遊びの魅力

粘土はセラピスト

 

粘土の可塑性はどんな形でも造形可能!

心が赴くままに自由に形作り、自分の心をそのまま表します。

砂風呂や砂療法などがあるように、土には人のストレスを吸い取る力が有ります。

 (←生徒さんの作品)

ものづくりのプロセスを学ぶ

 

焼きあがって使う時の事を考えながら、粘土形成→素焼き→絵付け→本焼き

と様々な工程を得てやっと出来る陶器。

一生懸命時間をかけて作った作品は大切に使いたい愛おしいものになります。

自分の作った作品で食べるご飯はいつもより美味しい!

居場所・仲間が出来る

 

共通の体験を楽しい!と思える時間を共有できる仲間が出来ます。

学校でも家庭でもない第三の自分の時間を過ごす場所になります。

粘土は自分の心を映し出し、心と体を癒してくれる唯一無二の友達となります。

 

粘土制作に対する思い

 

私は高校・大学と芸術学部で彫刻を勉強し、木・石・ブロンズ等様々な素材を扱ってきました。

その中でも粘土・陶器が持つ可塑性(自由に盛り付けたり削ったりが出来る)に魅かれ、卒業後も働きながら作品の制作を続けてきました。
 粘土を焼成して作る陶器という素材はとても魅力的です。水の加減で誰でも手で簡単に形が作れる様になります。

焼成する事でそれを10年、20年と長く残す事が出来ます。


 長年粘土での制作を続けて来ましたので、その魅力をより多くの方に楽しんでいただきたいと考え、

近年では小さな粘土教室を行い、幼稚園のお子様の親子づれやご年配の方まで、幅広い層の方に参加していただいています。


 粘土で自由に好きな作品を作るという事がとても楽しく、日頃のストレスや悩み事も少し和らぐ様子です。

様々な経験から粘土という素材には心身のバランスを整えて癒してくれるとても大きな力があると実感し、

近年では医療や福祉の現場でその力を活かす事は出来ないかと考える様になり、より現代への必要性を実感しています。
 

 近年では随分と区画整理が進み、子供も大人も土や泥で思いっきり遊べる場所や機会が減少しているのではないかと思います。

アレルギーや心身症・心の病の患者数が増えているのもこういう体験が減少している事も原因ではないかと考えられています。

 

また、食べ物から住む所まで、多くの既製品に囲まれて生活するのが当たり前になってきました。

納得いくまで自由に造形したものを大切に使うという体験は、少々不格好でも愛情をこめて作ったものは美しいという美意識や感性を育んでくれるのはないかと思います。
 造形教室を通して大人にも子供にもより多くの方に「土で遊ぶ」という楽しさを知ってもらいたいと考えています。